特に、映像や、音の善し悪しを気にせず、デヴィド・カバーデールが歌っていれば、納得する私にとっては、本物のホワイトスネイクのライブビデオなので、内容的に全く文句はありません。 その程度の見方をする人は多いと思います。 家庭用のテレビに、DVDデッキを繋いで見ている人や、家庭用や事務用のパソコンでアンプやスピーカーの補強もなく見ている人がほとんどだと思うし、最近の映像ならともかく、30年近く前の録画ですから、期待するのも酷というものでしょう。 発売してくれるだけで、感謝です。(出してもらえなければ見れませんでしたから) しかし、そういう人たちにとって、いつのライブで、誰が主なメンバーだったのかが、はっきりとジャケットでわかることが大事だと思うのです。その点で、このジャケットは許せるものではありません。
「THE DARK RIDE」を最後にHELLOWEENを脱けたローランド・グラポウとウリ・カッシュが新しく結成したバンドなので、前作?の延長線上にある曲も存在する。でも、やっぱりかつてのHELLOWEENサウンドを期待してしまうのだが、見事に応えてくれたアルバムだ。特に前半の曲に顕著で、"heros"はマイケル・キスクもゲスト・ヴォーカルで参加しておりまさに完璧!ヨルン・ラルデも素晴らしい歌を聴かせてくれていて、ジャーマン・メタルの進化系今ここに立つ!って感じです。
1992年のライヴ。
以前に発売されたBOX SET「Live Shit: Binge & Purge」のコピー商品です。海賊盤といっても過言ではないでしょうね。
映像はやや荒いし、音もあまり良くありません。また、画面左上に、このレーベルのロゴが常置しているのは鬱陶しいのですが、ま、そういうものとして観れば、「Enter Sandman」「Creeping Death」「Master Of Puppets」「One」等の代表曲もしっかり収められた内容充実の約3時間に渡るライヴが堪能できます。
視聴後、私はジェイソン・ニューステッドのカッコよさを改めて痛感しました。
ネブワース・フェスティバル初日('79年8月4日)に演奏した全22曲のうち14曲を収録。 本作収録の俺の罪とカシミールは'03年発表の「Led Zeppelin DVD」(以下、公式版)と同じテイクと思われます。残りの12曲は公式版には未収録。 中でも祭典の日、永遠の詩、丘の向こうに、No Quarter、Rain Songの映像は珍しいので、これらの曲を愛する人は買うべきでしょう。今までのライブCDやブートレッグを聴いた人は分かると思いますが、祭典の日、永遠の詩、丘の向こうにの演奏はいつも安定していて、この日も手に汗を握る演奏を聴かせてくれる。No Quarterはジョンジーの幻想的なエレピとボンゾのハイハット・ワークが印象的な曲で、この日の演奏は何と19分。Rain Songともども「狂熱のライブ」収録のものには緊張感で劣るが、この時期の演奏としては無難なところだと思います。
気になる映像と音の質ですが、公式版には劣るものの十分満足できる水準だと思います。音質面では公式版より音の広がりと鮮明さに欠けるもののスネアの音がマイルドになっており、公式版の強烈なアタック音にやかましさを感じていた私には本作の音の方が合っています。ちなみに、数ヶ月前に発売された「Live At Earl's Court 1975」はバス・ドラムの音がほとんど聞こえなかったため、ボンゾ信奉者の私には何の価値もありませんでした。 本作ではプラントがフェイク唱法で高音部を低く平坦に歌うことが多いので、スタジオ版を聴き込んでいない人には面白くないかもしれません。また、ロックン・ロールや天国への階段も収録されていないのでZep中級者以上の人にオススメしたいと思います。
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