大学受験用の単語集。収録単語の数は、わずか数百程度。 英単語の収録基準は、受験用の英文に出る頻度の高さではなく、内容上の重要性から抽出されている。つまり、同じ「賢い」という意味を持つ英単語でも、「smart」とか、「clever」とかいう、日常的な単語ではなく、「intellect」という、文語的な、専門用語に近い単語が収録されている。また、高校レベルでは、聞いたことがないような単語も多い。「species」などは、その意味すら聞いたことがないだろうが、ダーウィンの進化論で用いられる重要な用語であり、受験では、出題される可能性が高いとして、収録されている。 実際、この単語集を記憶しているかどうかで、大学で要求される専門文献が読めるかどうかが、決まるほどである。だからこそ、「試験に出る」のであろう。 難易度の高い大学の学部を受験する学生には、必読である。
大人になって英語力向上には四苦八苦する。 それもこれも、受験英語以来、ボキャブラリ力維持向上、イディオム の維持向上を怠ってきたバツです。文法が多少「なに」でも、 このあたりが強ければ意思疎通はなんとかできる。実際、非ネイティブ な方々の英語会話は、そうなのですから、日本人だって。
そこで、なつかしさもあって、この定番で再学習にチャレンジ。
英単語も英熟語(イディオム)が、中学、高校からほとんど 忘れていることを実感。語彙が貧弱なのが、最大の弱点であること を反省して、なつかしさも手伝って、「シケタン」「エイケジュク」を CD付きのを購入しました。
CDから、iPodへ入れて、ほぼ毎日聴いていますが、この熟語編 は秀逸です。「〜を、〜する」というような熟語があった場合、 これを、ナレーションのお姉さんは「なになにを、なになにする」と 言っているのです。
最初は、違和感たっぷりで、コケそうになりましたが、毎日聴いていると これが不思議なことに、耳、というか、頭に熟語が「なになに」とともに 棲み付いて離れない。
日本語と英語をセットで覚える、という手法が、はたして英語力向上 にいいのかどうかは、わかりませんが、覚えることは覚える。 (ただし、あくまでも、試験に出る頻度という、この参考書の性格上、 試験に出るという熟語ではあります。日常会話で頻度が多いかどうかは わかりませんけど)。
話せるようになっても、まだまだ知らない単語は多いもの。 発音しながら、書きながら、聞きながら、日々覚えるのにとてもいい単語練習本です。 学生や英語の試験でなくても、ニュースやプレゼンやディスカッションに最低知っておきたい単語が勉強できます。
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