一曲目、壮大なコーラス、ヒステリックな女性ボイス、脱力男性ボイス、突拍子もなく突っ走るリズム、ホーン。音の玉手箱。エレキを使ってるけど全然感じない自然さ。ヘルシンキなのにオーストラリアのバンドって所も、インディ。なんか、民謡のような心にずっしり残るメロディが多い。私には、うまく表現できません。ホットでオーガニックでクレージーな素晴らしいアルバム。
まず歌がいいなあ。 インディーで歌ものをやってる人達の中では、 いわゆる、抑制されたメロディーからは一歩も二歩も踏み出していて、 とてもキャッチーでポップ。 飛び出してくるフレーズも、いちいち親しみ易くていいなあ。 だから、エレクトロニカ、トイポップという妙に閉じたイメージが つきまとうカテゴリーで扱われるのはもったいない。 マニアックさも希薄だし、 取っ付きにくさとは無縁な作品ですよ。
楽曲自体はシンプルなんだけど、その基盤のうえで かなり遊んでいるので、ちゃんと聴き込める。 おかげで単調にもならず、歌を聴かせながらも楽しませてくれるな〜。 インディーでは珍しくサービス精神旺盛な印象を受けます。 意識がしっかり外へ向かってる。 こういう存在が居てくれるのは凄くいいことだと思います。 もっと聴かれてもいいと思うな〜。 妙チキリンなの聴き過ぎて頭が重くなって来たときに聴くと、 効能二割増し。 いつの間にか愛着がわいて、生活に寄り添ってくれる優しい音楽。
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