かつてベラスケスの「侍女たち(ラス・メニーナス)」がTVで特集された折、ベラスケスの専門家であるとある大学教授が、どうやらミシェル・フーコーの「侍女たち」を読んでいないらしい、ということに気付いた。高田崇史の『QED 百人一首の呪』で展開された説の方が、学界で主張されている説よりも説得力があると思えた。専門家が意外に狭い視野しか持っていないということは、常に真実のようだ。
本書は写楽の正体について、実に突拍子もない説を展開する。しかもその説は突拍子もないのだが、見事にすべての謎を説明しているように見える。もちろんそこには小説だからこそ許される省略や誇張があるのかもしれない。それを割り引いてなお、この説には魅力があるように思える。
回転ドアの事故と裁判の行方、オランダ語の入った肉筆画など、序盤に持ち込まれながらも宙吊りなまま着地させられていないエピソードも多い。その点でこの物語は完結しているとは言い難い。作者も「後書き」で触れているが、一刻も早く『閉じた国の幻II』を発表して欲しい。
初めて読んだ時に、物凄い衝撃を感じました。 トリックも素晴らしいですが、助手の目を通して旅行気分が味わえるのも、とても楽しかったです。「平吉の手記」に出てくる府立高等(都立大学の前身)にも興味を覚えました(地元なので)。 しかし、乱歩賞の選評でトリックを明かしているのはいただけません(文庫には無いですが)。
学生時代の親友に襲いかかった不幸は事故なのか、殺人なのか! その真実が大人になって明らかに! 恋愛・友情・兄弟愛そして憎悪・・・ 若いからこそ誰もが葛藤する感情を押さえきれない彼女たちの心情と 演劇に対する情熱がすごく伝わってくる、 等身大女子高生の青春ミステリーでした!
ストーリーは一度にニ度楽しめます。 青春ver> 演劇に情熱をそそぎ、友情と恋愛そして夢・・・等身大の女子高生の 青春ストーリー。
ミステリーver> レイプ事件が勃発!そして自殺・・・なぜ? 親友の死の背後に黒い影の存在に気づくが、その正体はいったい・・・ 友情の中に疑心半疑が生まれる。
BDには、演劇の完全版を収録して欲しいですね。 あと、彼女たちのオフショット写真集が封入されているとなおうれしいです。
往年の御手洗ファンです。でした…かも? 同人誌っぽいアンソロジーも読んだことがあるので、この漫画はどんな感じかと、恐る恐る購入してしまいました。 アンソロジーも面白かったのですが、もうそういうモノが読みたい年齢ではないので。 ふと本屋の店頭で表紙を見た瞬間、「買ってみよう」という気持ちにさせてくれた、美しい表紙でした。
2編漫画化作品が入っています。 ちゃんと現代風になっていて、上手いと思います。 御手洗さんも石岡君も(何年経っても二人をこう呼んでしまう・笑)イメージ通りだったのが、一番驚きました。
「今更」と思わずに、新鮮な気持ちで読んでみると良いかもしれません。 私は自分が、この二人が大好きだった頃に一瞬で戻ったし、「やだー、二人が若い〜」なんて、懐かしい気持ちにもなりました。
映画館で見た作品。 劇団、羅針盤ていう劇団を立ち上げた高校生四人の話! ちょっとホラーテイストあるけど、青春っていいよねってと思える映画。
成海璃子ちゃんの体当りな感じとか、必見。 忽那ちゃんの制服姿もいいよなあ。 DVD楽しみ!!
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