決して面白くは無い。かといってつまらないという訳でもない。 別に続きが気になる訳ではないが、ついつい次も見たくなる。 おそらくそれは、見ていてドキドキするような事もハラハラするような事もないからであろう。 安心して見れるアニメだという事だ。 ちなみにこの作品は、serial experiments lainの次にトライアングルスタッフが作成したアニメではあるが、ほんとに同じスタッフが作ったのか?という印象を受ける。 lainが放っていた異質な雰囲気は微塵も感じられない。 この作品もまた、serial experimentsの一つという事なのだろうか? まだ見た事のない人は一度見てみる事をお勧めする。 ちなみにエンディングの曲はかなり良い。
この作品は思春期の男女の心模様をよく描いています。 自由な校風をモットーとするこの学院の生徒が次々と目の前から霧のように消えていく ミステリアスな事件が次々に起こる学園ミステリーです。 ある日おじいさんの遺言により学院の理事長に渋々了承した主人公「海平」が学院に起こる 生徒失踪事件の確信に迫る。 事件を追う海平は失踪している女生徒達に共通した心模様があると気づく。 女生徒達に共通した心模様とは思春期特有の心の不安定から生まれるものである。 主人公のおじいさんである「綿平」が海平と約束した事にもつながる。 海平自身も17歳の少年でもあり女生徒達と同じ目線で笑い・怒り・悲しみ・泣きながらも 理事長である事への責任を果たす為に色々な可能性を試し失敗しながらも答えを見つける事 になる。 「自由」とは何であるのかが女生徒や海平それぞれの視点で語られていきます。 そしてそれが「生きる」という事や「未来」へのそれぞれの価値観に影響していきます。 失踪した女生徒を霧のように消していたのは死して尚生徒達の身を案じる前理事長の綿平で あった。 彼は彼女たちの心の不安定を優しく見守り現実から一時的に隔離して静かに考えられる場所に 移していたのだ。 この事件を海平と追っていたのは親友「龍三」と「シスター茜」で特にシスター茜はおじい さんの初恋の相手の孫であることがわかり運命的なものを感じさせる。 幼い時に事情で引っ越さなければならず初恋の人と別れなくてはならなかったおじいさんの 思いが今孫達の手で果たされようとしている。 事件の核心に迫るにおいて「海平」と「シスター茜」は近くにいなくてはいけない人物だったことになる。 最終話の13話での海平の最後のナレーションは感動的でした! 是非みる価値はあると思います!!
lainの後番組として放映されたアニメ。 当時のファンからは、「黒のlain、白のルミナス」とも言われた。 ミステリーといえば通常、暗くて陰湿な雰囲気をまとい、それが緊張感に繋がるものだが この作品は、ミステリーでありながら陰湿な雰囲気がなく、代わりに神秘性があり、妙な安心感さえ感じる。 こんな独特の雰囲気をもった作品は、あまり出会った事がない。
色々語りたいのだけど、このアニメが難しいのは見ないとわからない所。 キャラや背景、ストーリーや演出、脚本、シリーズ構成、音楽などがまとまめられてマッチしている作品なのだけど 説明しようとすると難しい。 各話の引きの上手さによって、次々に見続けていける面白さもある。
問題点は、やはり作画か。 当時アナログからデジタルの移行期であり 深夜の低予算アニメは、これに準じた時期でもあり 技術力のあるアニメーターが、まだアナログにこだわってた時期でもあったので 名作は多かったにも関わらず、作画の悪さによって埋もれてしまった物も少なくない。 この作品もその一つに数えられるだろう。
アニメ本編の主人公である海平クンが理事長として着任する前の話で、「ひずんだ空気」がちょっとずつ積み重なっていって、やがて事件が起きるまで、嵐の前夜の模様が描かれています。ラジオドラマ版の主人公は海平のイトコで「レストランルミナス」に勤務する糊湖(のりこ)と、その友達の良子ブライアン(アニメ版とは違う方が演じています)。それぞれの回にゲストキャラが出て来て、それぞれの問題で悩んでいるところへ、糊湖が首を突っ込んでいくと云うもの。話の前振りは毎回校内ラジオの「いのこりトワイライト」が務めます。 アニメ版とは細部の設定が若干異なっていて、それぞれのキャラの性格もちょっと違うので、アニメ版から入った方はやや違和感を覚えるかも知れませんが、あのホワッとした独特の不思議な雰囲気は似ています。BGMとして時々流れていた「マーメイド3人組」の歌う「いのこりトワイライト」のテーマ曲(?)2曲も収録されています。ルミナスの語り尽くされていなかった一面を覗いてみたいと云う方にオススメです。
ALI PROJECTの「LABYLINTH」これは何度聞いても飽きがきません。
他のサントラですが、雰囲気としてに神秘的な曲調のものが多かったです。
もとのアニメがミステリアスな感じのあるものですから、
そういう意味では雰囲気を壊してなくていいんじゃないかと思います。
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