~Fridaの英語でのSoloデビュー作品。1983年の全米年間Singleチャート20位(Billboard)を記録した大ヒット曲「I Know There's Something Going On」を含み、ABBAのメンバーのSolo作品としては唯一、全米Gold Diskを獲得しました。Producerは、GenesisのPhil Collins。彼の1981年のSoloデビューアルバム「Face~~ Value」のサウンドに惚れ込んだFridaが、「自分のSoloアルバムのProducerは、Philしかいない」と、自らGenesisのスタジオを訪問してPhilに直談判し、この組み合わせが実現しました。 2005年発売のリマスター版では、音がクリアになり音圧が上がったことで、本作本来のSolidかつPercussiveにして弾力感に溢れたサウンドが瑞々しく蘇りました。楽曲的にもサウンド的にも、本作が~~彼女の最高傑作であることに疑いの余地はありません。 収録曲は、1曲目、Phil Collinsらしい味付けでアレンジしたRock'n Roll「Tell Me It's Over」で幕を開けます。3曲目、独特の雰囲気のあるPop Music「I Got Something」は、ABBAのBacking Vocalを務めていたTomas Ledinの作品。5曲目のPop Ballad「To Turn The Stone」は、Giorgio Moroderの手による魅力的な小品で、元々はDonna~~ Summerのために書かれた作品を取り上げたものです。6曲目は、80年代を代表する1曲と言っても過言ではない大ヒット曲「I Know There's Something Going On」。8曲目「Baby Don't You Cry No More」は、南部アメリカ風ロッカバラッドで、EW&FのPhenix Hornsを大きくフューチャーしています。9曲目は、なんとRoxy MusicのBryan Ferry作のPopな小品「The Way You Do」。11曲目の「Here We'll Stay」は、70'sのPhilly~~ Soul風の曲で、Phil CollinsとFirdaのDuetが聴けます。~
とにかくおもしろかったです! これは実在した画家のフリーダ・カーロの人生を綴った映画なのです が、主演のサルマ・ハエックが本物みたいでとにかくいい!し、絵も 衣装も、メキシコのインテリアなど画がすばらしくキレイで鮮やか!! 18歳で事故で瀕死の重傷を負いながらも、47年の生涯を愛と情熱と 芸術に生きた彼女の人生。 そのたくましさと美しさにとても感動し涙がこぼれました。 ぜひ観てください!
以前から彼女の存在は知ってはいたが、「なんとなく君が悪い絵」というイメージしか持っていなかった私だが、今回映画・展覧会が開催されて両者足を運びそのバックグラウンドを知って彼女の絵の奥深さにすっかり魅了されてしまった。この本は通常の彼女の作品を集めた画集とはまた一味違っている。日記という個人的な媒体を通してそこに描かれている、ある意味彼女のもっと心の奥底の部分、素の部分が現れていて、見るものの心を奪う。彼女の作品に興味を持った方には是非見てもらいたい一冊。買って損はなし!おすすめです。
映画「フリーダ」を見て、早速このCDを注文した。サウンド・トラック版だけあって、歌だけではなく、映画のバックで演奏されていた器楽曲も収録されているところが良い。また、録音の舞台裏などをパソコンで楽しめる(短いけれども)ような仕掛けもある。 苦しみながら情熱的に生きた画家フリーダの生き様にぴったりの、ラテンミュージックである。 それぞれの音楽が演奏されて映画場面を、解説でもう少し書いてくれたら、映画を見た人はもっと楽しめたのに、と思った。
研究書ではなく、著者のエッセイ。 そのせいか、折角フリーダの生涯が映画化され、かつての日本での大々的な回顧展以来の日本でのお目見えなのに、プログラムにこの人の一文もないというのは、ちょっとかわいそうな気がする。 実際、本当の研究書(『フリーダ・カーロ 生涯と芸術』=映画原作、『フリーダ・カーロ 痛みの絵筆』)や、あるいはローダ・ジャミの小説(『フリーダ・カーロ 太陽を切りとった画家』)よりも、この『引き裂かれた自画像』でフリーダを知った人の方が多いのではないだろうか。 「研究」でないとしても、一人の女性としてフリーダの足跡をたどる旅について読むのは、決して無駄なことではないと思う。ばっちり知りたいフリーダ大ファ!ンの私としては、一時期「エッセイじ!ゃん」と思ったこともあるが、あらためて映画化などされてみると、個人的な体験であるこの本も、いいのではないかと思う。 『芸術新潮』フリーダ・カーロ特集も、「参考文献」にこの本を挙げていないのはちと了見が狭くないだろうか。 著者は女性の美術評論家の草分け的存在というか、非常に女性としては親近感のある語り口の人である。 文庫にもなったことだし、根強い読者はいるのだ。あだやおろそかにすることなかれ。
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