イラストは、CGのようなものではなく無く、 古典的なもので、おどろおどろしさが私は好きです。 人により、好みは分かれるところだと思います。
絵としても子供受けは良いのですが、説明文章が多少くどいかな。。
読解力としては最低でも小学校高学年程度は必要は思われます。
あと、デルトラ本と違い、通常の絵本のような大判サイズですので、 お間違いの無きよう。。。 (特に問題はないのですが、私はてっきりデルトラ本サイズと思って注文しました。)
4-8才向けにカテゴライズされていますが、大人でも 充分楽しめます。訳本も出ていますが、英語自体 比較的シンプルに書かれていますので、意味が取り にくい部分は少ないと思います。 テンポ良くストーリも展開し、飽きることもありませんでした。 早速2巻を読み始めようと思いました。
最近のアニメは、少年役を女性が担当する場合が多い。しかも、素人に毛が生えた程度で、裏声も満足に出来ない。女の子が男言葉を話してるって感じです。しかし、このアニメは珍しく、主人公の少年役を男性が演じています。やはり少年役は男らしくないとね。
デルトラ王国は、かつて影の大王に支配されかけたのですが、七つの部族が所有する七つの宝石をはめ込んだベルトの力によって、それを阻みます。以来ベルトはデルトラの王の象徴となる。即位の時、王はベルトを腰に巻く儀式が掟として伝わっています。が、本当はそうではなく常に身につけていなければベルトは効力を発揮しないのでした。新しい王の幼なじみジャドーは、そのことを進言しようとしますが、実は影の大王の部下であった主席顧問官の陰謀によって、謀反人にされてしまいます。何とか城から逃げのびたジャドーは鍛冶屋となって身を隠す。やがてデルトラ王国は影の大王に支配され、ベルトの宝石も奪われ、どこかに消えてしまいます。時は流れ、鍛冶屋の息子リーフは、臆病者だと思っていた父親ジャドーから、真実を知らされます。そしてリーフは、デルトラ王国を影の大王から取り戻すため、事故で足を悪くした父親の代わりに、失われた七つの宝石を見つけ出す冒険の旅に出ることを決心する。手がかりはたった一枚の古びた地図だけ・・・。 この物語の段取りはとてもシンプルです。宝石のありかを探し出し、それを所有している魔物や幽霊と戦い、奪い返していく。トパーズ、アメジスト、ダイアモンド、エメラルド、ラピスラズ、ルビー、オパールと、宝石ごとにその戦いを繰り返す。これだけです。物語がそこからはみ出し思わぬ方向に進んでいくことは決してありません。ですから、様々な出来事に巡り会って、主人公がしだいに成長していく様や、奥深い人物造形などを期待すると、がっかりしてしまうでしょう。 だからといって、デルトラ・シリーズはつまらない物語ではありません。これは、読後の余韻を求めるのではなく、読んでいるその時間を楽しく過ごせればいいタイプの物語なのです。 それぞれの宝石が隠されている場所や、奪い返すときの戦い、謎解きなどはほどよく工夫されています。一巻目「沈黙の森」では、鎧を着た戦士が持つ剣のつかに目的のトパーズがはめ込まれています。彼が独り占めにしようとして守っているのは、永遠の命を与える蜜を出す百合の花です。騎士は花が咲くのを延々と待っているのですが、その間に肝心の肉体は滅び、魂だけが鎧に宿っていたことが最後に判ります。これはなかなか皮肉な話です。だからといって、それを知ったリーフが命や人生について考えたりする描写があるわけではありません。そうしたことを考えるか考えないかは読者である子どもたちに任せています。物語は、こうして一つの宝石を取り戻せたと語るだけです。 リーフが持っている地図に描かれた宝石が眠っている場所は、一巻ごとに消されていきます。リーフが宝石を一つ手に入れたとき、読者である子どもは、本を一冊読み終えるのです。つまり、目的の達成感が、とても分かりやすい。それがこのシリーズの楽しさです。
『ハリ・ポタ』にハマッて以来、私も“にわかファンタジーファン”の仲間入り。有名どころを読み漁っていく中で出会ったのがこれ。最初は『デルトラ・クエスト』というゲームっぽい名前に敬遠していたが、読んでみるとなかなかの正統派ファンタジー作品で、しかも面白い!もっと早く読んでおけばよかったけど、おかげで4巻まで一気読みできた。先の巻にすすんでも話がマンネリ化してないのがいい!
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