ブルーレイ・プレーヤーを購入し、最初に観たのがこれでした。 実は、DVD版も持ってるのですが、見比べると差は歴然。
美しいです。景色に奥行きが出てます。全体的に画面が明るくなっててとても見やすかった。 ディレクターズ・カットということで、見ごたえも十分。
ブルーレイ化で成功した作品の一つではないでしょうか。
英雄サラディンによる1187年10月2日の聖地エルサレム奪還を見事に描く快作。
欲と富に溺れ、残虐行為を繰り返す、十字軍。
対する、英明にして、寛大な英雄サラディン。
「グラディエーター」でアカデミー賞に輝く巨匠リドリー・スコット監督。 製作年度: 2005年の事実だけでも、彼の偉大さがわかる。
ラストのエルサレムは無であり、全てであるとの言葉の重みを、現代人はかみ締めるべきである!!!
映画には賛否両論あると思いますが、 映画版では全く語られていないストーリーや各登場人物の背景も解説されています。 脚本を作るにあたっての過程やストーリーボードの一例、キャスティングの経緯、 そして衣装・武器・美術セットのデザインや当時の戦法・武器に関する解説の他にも、 十字軍の大まかな歴史や参考文献も紹介されています。 その他にも、十字軍や騎士物語を題材とした他の映画タイトルが参考に幾つか紹介されています。 映画に出てくるシーンや撮影風景の写真、衣装やセットのデザイン画、 そして十字軍に関する絵画も多く掲載されています。 映画製作の裏側を詳しく知ることもできますし、 歴史ものの映画が好きな方には良いのではないでしょうか。 読み応え十分の良書です。 (個人的には、気になっていたボードワン4世役の エドワード・ノートン氏の紹介がないのは少々残念ですが…)
映画を見て、即買いしました。 民族的な音楽がとても魅力的でした。 聴いていて映画の場面が、蘇ってくるよう。
いいですよ。本当に。
映画を観ていて、ここでエピソードがカットされているな・・ と思うこと多々あり・・・な映画ですが、 (話によると1時間近くカットされているとか・・) 中世ヨーロッパの寒村の様子、今にも潮の匂いがしそうな メッシーナの港、そして今は見る影もない、 エキゾチックなエルサレム・・・・と映像が美しいです。 また室内装飾・調度類・ファブリック類、衣装も凝ってます。 (正直私はセビージャのアルカザルを見たいがために観に行きました) が、タイトル通りボードワンIV世に釘付けになり、 数回映画館に足を運ぶことになりました。(ノートン先生凄いです) 十字軍=神の名の下に侵略・略奪をした集団と考える私にとって この時代は正直スルーだったのですが、この王をきっかけに この時代に関する本を読み、さらに歴史への興味を深めました。 主人公のバリアンがヘタレだとか言われますが、 彼の成長する物語なのでむしろ私はヒーローでなくていいかと。 オーランドもなかなかですが、脇役が正直良すぎます。 (出演者をチェックしてください) またボードワンIV世と同じくらいサラディン役もカリスマティックで 良かったです。 なにより「どんな宗教・国・集団にも善人もいれば悪人もいる」 というスタンスなのが私は気に入ってます。 監督自身も「頭(脳?)を使って観て欲しい」と言っている作品、 昨今の中東情勢を思うとやりきれません・・・。 完全版が観たいので星4つです。
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