今までのキム・ワイルドのベスト盤というと1stと2stからの選曲が中心でしたが、こちらは割と最近のヒットも収録。結果的には息の長いシンガーになったと思います。あまりにもベスト盤が多いのが気になります。そろそろ新譜でも出さないかな。
80年代に活躍した中堅歌手の中ではここ日本でも割と名の知られた彼女、これは81年発表のデビュー作。全ての曲を彼女の父と弟が書くという、とても珍しい制作形態を採っている。名義こそキムひとりだが、実質ファミリー・バンドといっていいのかもしれない。一家のアイドル(と思われる)のために男総出で奮起とはなんという姉想い、親馬鹿っぷり…。何かと同期のシーナ・イーストンと比較されがちだけど、あちらが70年代の延長上といった感じの曲がメインなのに対して、こちらは80年代ならではのニューウェイビーな打ち込みを駆使したダンサブルなテクノポップが主体。M2での巧みなシンセアレンジはエレポ好きならストライクでしょう。個人的にはシーナよりもキムの方を推すが、前者に比べて世間の忘却っぷりが目立つのはなんとも悲しい…
遂にキム・キドクの原点ともいわれる,幻のデビュー作「鰐」がリリースされます。 制作から10余年の時を経て,最新作「息(Breath)」と,ほぼ同じ時期に日本上陸とは何たる偶然でしょうか? 本作を見ずして,キム・ギドクの世界は語れませんよ。 ドラマの内容は,“鰐”と呼ばれる浮浪者のヨンペ(チョ・ジェヒョン)は,漢江橋の下に住み,暴力を行使してエンボリ(物乞い)や浮浪者老人から収入を横取りしたり,漢江に投身自殺した屍体を隠して遺族からお金をむしり取っているという悪党です。 ある日,ヨンベは,集団でレイプされたショックから自殺しようとしているヒョンジョン(ウ・ユンギョン)を助けますが,自らの性欲を満たすために利用してしまいます。 そんなヨンベを軽蔑している,エンボリの少年は,ヒョンジョンに母親と同じ感情を持ち,彼女を困らせるヨンベを様々な方法で抹殺しようとします。 一方ヒョンジョンは,ヨンペに人間的な感情を感じ,暖かく名前を呼んであげながら愛を分け与えます。 生まれて初めて感じる愛にヨンペは涙を流すという,悲劇的な愛を描いたドラマです。 この作品の中で,キドク監督が求めたものは,「悪しか残っていないように見える人間の本性を目覚めさせたかった。そして,鰐の中に私たちが無くした何かを探して欲しい。」ということらしいのですが,わっかるかなー? わっからないだろーなー。 でも,この時期にこんなBOXがリリースされるということは,ヤッパリあの噂(映画製作から撤退するという話)は本当なのでしょうかね?
写真内容は少しがっかりです・・・・。DVDも・・・・。 もっと写真の掲載が多い方が良かったですね・・・。
一般の批評ではあまり評価されていない彼女。イギリスではそれなりに人気もあり、アメリカでもチャートNO1ヒットも産まれたけど、今では一発屋。僕が初めて聞いたROCKはキム・ワイルドの「涙の架け橋」でした。そのとき、世の中にこんなかっこいい曲があったのかと鳥肌がたったものでした。その時まで洋楽には全く興味がなかったから、最初の印象が良かったのかのかもしれません。今でも彼女のアルバムは聞き続けています。クールというか幼稚な声、ちょっと時代遅れの曲。それでも僕にとってはすべてが魅力的な彼女のシングル集です。
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