毎年、同じ災害訓練を行っているだけで、 スタッフのモチベーションが上がらず困っていましたが、 このDVDを活用することで視覚的な訓練を行うことができと思うし より実践的な勉強になる内容でこれからスタッフへの災害意識を高めることを できると思います。
現地で活動した消防隊員の寄せ書きです。地元消防局はもちろん、神戸から支援に向かった消防署員。文章を書くということに慣れていないが内容は真実です。 どんな形であれ、現地で現場を見た人たちの記録を残すことは大切だと思います。
新聞の書籍広告欄で見て短編集のような本なのかと思って買ったのですが, 新聞記事を集めたものでした。 (帯に書いてあるので店頭などで実際に本を手に取れば買う前にわかります)
巻頭には何枚かカラーページがあり,被災地の報道写真集になっています。 また,津波被害のあった沿岸部の簡単な地図も載っています。
とてもわかりやすく読みやすい記事もあれば, 文章がこり過ぎていてわかりにくい記事もあるので,星を1つ減らしました。
「わが子と語る」とのことですが, 新聞記事を寄せ集めただけのような感じもします。 本にするならもう少し取材を追加して焦点を浮かび上がらせてほしかったです。
東日本大震災の記事は毎日普通に地元新聞を読んでいる時にも その内容に涙があふれてくることがあります。 だから,この本も泣いてしまう箇所が多いです。
そして,地元の新聞社ではないせいか, よくも悪くもそれぞれの記事にはどこか俯瞰的な雰囲気を感じます。 よそから来た人が取材した,という感じがするのが地元新聞の記事との雰囲気の違いだなと思いました。
筆者は宮城県石巻出身の作家である。宮城県石巻市は仙台市から車で約1時間 のところに位置しており今回の震災、津波で約3800人の死者・行方不明者 がでており宮城、福島、宮城の3県の市町村で一番の犠牲者を出している。 筆者の友人、知人、友人の母、祖母らが含まれてるが、筆者自身、脳出血の 後遺症で右半身が動かず、被災地に駆けつけ友人、知人を助けることができない、 そのかわり、今回の出来事を深く感じ取り、考えぬき、予感し、「言葉」として うちたて死者たち、失意の底に沈んでいる人々に届けたいと決意する。 また福島第一原発から放射能セシウムは広島に投下された原子爆弾の168個分 に値するという記事は日本の報道機関すべてが伝えた。しかしこの記事には事実 と数値はたっぷりあるが生身の人として感じとる言葉がない、言葉と実体の断層 がある、内面の言葉が必要でることを指摘している。被災者が望んでいるのは、必 要な生活条件、原状の回復そして事態の深みに迫ろうとする胸の底に届く「言葉」 ではないだろうかと筆者は本書で思いを語っている。
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