とてもわかりやすくて、勉強になる。日本の企業に何が必要か考えさせられた。
おなじみタイトーの実機音シリーズ第4弾。「ライディングヒーロークラスタ」ということで乗り物自機コレクションとなっていますが、今回もちょっと面白い収録内容です。
タイトルだけで言えば未音源化作品は「レーシングビート」のみです。今回収録作の中で最も人気の高い「ナイトストライカー」に関しては過去に何度も音源化がされていますし、現在ITMSでも購入可能な「ナイトストライカーアーケードサウンドトラック」は今回の音源に近い収録がされています。
ですが、いつも通りのたっぷり2ループに加え、いくつかのタイトルには過去未収録だった音も含まれています。今回のアルバムに関して言えば、実はここにとても価値があると言えます。というのは、こういう言い方をすると少々語弊がありますが、過去の収録状況が余りにも埋め草的というか、少ない残り時間に無理繰り収めた感が強かったタイトルが多いからです。 理由はいろいろあるでしょうが、今回セレクトされたタイトルの多くはシミュレータ的なゲームデザインをされているために長いBGMを設計上持たないものですし、また他の人気タイトルに比べると若干優先度が下がるということがあったのかも知れません。どういった理由であれ、扱いとしては仕方なく割を食ってきたわけです(それでもよく収録してきた、ということはあるかも知れませんが)。
ところがこのアルバムは違います。実機から丁寧に収録され、一曲ずつ個別のトラックにきっちり分けられ、しかも多くのタイトルでは警告などのヴォイスも収録されています。ゲームの雰囲気を演出するために演技されたヴォイスの数々は、聴いているだけでゲームが表現しようとした臨場感を、そのプレイの瞬間をはっと思い出させてくれます。 あるときは炎の燃え上がる救出現場を、あるときはピットクルーのきびきびした動きを、あるときは敵弾をかいくぐり駆け抜ける夜の街を。 「非日常の体験をその本義としたタイトル群の音」とするならば、正しくヴォイスも重要な要素であるわけで、そういった部分が実に大事にパッケージされています。
収録楽曲内容の充実もなかなかのものです。 1枚目冒頭の「フルスロットル」は高木正彦氏による人気の高いタイトルですが、今回は2ループ収録であのサンプリングレートの低い荒々しいドラムが刻むリズムに身を浸せます(もっともこのゲーム、ループを想定していないようですが)。ゲームミュージックには打ち込みならではの「演奏を越えた面白さ」があるものが多いですが、5面曲「I Just Lose One's Senses」などその無茶っぷりが素晴らしい曲です。ぜひリバーブなしのこの収録でお聴きください。 「トップランディング」は「G.S.M.タイトー2」において初収録されましたが、各空港ジングルのほとんどがオミットされていました。後にZUNTATAレーベルから出た「ランディングハイジャパン」とのカップリングで初めて全曲が収録されましたが、具体的にどこで使用された曲なのかさっぱりわからない曲名が付けられていました。今回はきっちり各空港の名前がずらり並んでいます。こうでなければいけません。 「レイメイズ」はなんだかこのタイトル群の中で一つだけ仲間はずれっぽいですが、高木氏曲なので違和感はまるでありません。実はヴォイスの中に初音源化された分岐ルートのものが含まれています。 「WGP」は高木・渡部恭久両氏の共作で、そのエンディングがファンの間では評価の高いタイトルですが、基本的には短い曲だけで構成されています。と思われていましたが、「go flying along」という曲があり今回初収録です。渡部氏曲でしょうか?透明感があって実に美しい曲です。 全曲初音源化である「レーシングビート」はRayシリーズの河本圭代氏の手になるものですが、「ゆうゆのクイズでGO!GO!」的な曲づくりの巾の広さが短い中で楽しめるゴージャスな一品で、ディープなファンは必聴です。
というわけで、やっぱり旧譜を持っていても買うことを躊躇する必要は一切ない一枚です。 音色やボリュームで表現する残響感などといった独特の技巧は実際こういう収録でないと聴くことのできないものなので、是非どうぞ。
ミッドナイトランディング、トップランディングにはまった世代です。 着陸に特化したソフトということとと、香港カーブがダウンロード特典で付いていたので初回版を購入しました。
【良かった点、面白かったところ】 ・セスナからスペースシャトルまで様々な機体を使用できる ・機体の操作も簡略化されているので、ゲームパッドで十分楽しめる ・初回版は香港カーブを体験できる ・濃霧のステージが面白い
【今ひとつだった点】 ・各機体での面数が少なく、また採点ポイントが少ないので、一度クリアしてしまうと遊びがいがない 好きな機体や空港、天候が設定できるフリーモードがクリアボーナスに欲しかった。 ※追加機体や、追加シチュエーションの発売を期待してます。 ・ピッチで速度、パワーで高度を調整する。とブリーフィングにあるが、ピッチも下げないとなかなか高度が落ちない ・接地点付近&失速速度付近でパワーアイドルまでして、引き起こしを掛けてもフワフワと高度が上がってしまう ・F−15のロールレートが異様に敏感 ・採点ポイントが接地点からの距離(70点)と、センターラインからの距離(30点)の2つのみ ・リプレイが単純
<追記> F−15のロールレートに関しては、アナログスティック付ゲームパッドではなく、きちんとしたフライトスティックを使用するとと格段に扱いやすくなります。
「ブランディング」に関連する書籍は、これまで「マーケティング」を研究する学者による学術本か、海外の著者による翻訳本しか存在していなかったため、海外と日本の実例も多く含まれた同書は「ブランディング」全般についてを網羅する、はじめての本格的な"教本"といえる。 「ブランディング」は「広告」ではなく、その実践はリーダーがすべきもの..等、日本の多くの経営者にも一読いただきたい内容が満載、お勧めの一冊である。
『経営』って、その人が何がしたいか、如実に出るんですね。
・メイドインジャパンにこだわる吉田カバン。
・誠実さを一番と考えるジャパネットたかた
・楽しんで商品開発をするフランフラン
どれをとっても、経営者の考え方が色濃く反映された商品や組織だったりすることを改めて認識させられます。
メディアを通してだったり、客の視点としてしか捉えたことのないブランドが、経営者の言葉と見事に合致するのを体感できると、トップのストーリーテラーの能力がこれからは大きく必要になると再認識させられます。
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