鉄砲玉の美学~中島貞夫の世界
思いの熱さとおなじくらいの哀切が深いところで響いています。若者たちが生きることに必死だったあの時代……今だからよくわかります。野坂昭如「マリリン・モンロー・ノー・リターン」、梶芽衣子「ジーンズぶるうす」、粟津號「人体改造」は70年代の象徴ですね。
みんなのうた + α
一曲一曲が物語調になっていて、短編小説を読んでいる気分になります。茂木淳一氏のナレーションとともに泣いたり笑ったりしながら聴ける一枚です。歌詞が気になってしまうのでBGMにはできないかもしれないけど、一度聴いたら毎日聴かずにはいられなくなってしまう。「顔」「居るんだ」が好きです。全曲のPVが収録されたDVDも最高!