わりと初期のころの作品が収録されています。オリジナルアルバム未収録の7は、3、5のような憂いのかかった野田さん独特のbeautiful popsです。彼女のやさしい声といくつもの素敵なメロディーは、J-ポップの奇跡の一つだと思います。
同時期に同じレコード会社からデビューした谷村有美と声が似てる等かなり損していた彼女の実力発揮の16年ぶり二枚目のベスト(シングル集除く)。セールス伸び悩みのため起用された尾崎亜美のペンによる「with you!」やらムーンライダース一派による大Pops大会的楽曲群やら彼女のシルキーな声を堪能できる成熟した一枚。『MIDI』以来のベスト盤に感涙。
ヒトリメシの楽しみ方が、作者の様々なお店での過ごし方から学べる。お店の情報は既に古くなっているが、それ以上に内容の楽しさで十分満足出来、収穫も多かった。作者の教養の高さと食に対する飽くなき好奇心と行動力が一冊になっている。お店に対する暖かい眼差しもお店を経営していた作者ならではでしょう。いろいろ海外にも出かける方のようなので紀行文のようなものも書いていただきたいと思います。
私はそんなに通というわけでは無いのですが、ぶどうの品種別、産地別に解説されているので早速この本を片手に実践中です。
香りとか味とかは、基本的には個人の感性なんでしょうが、こういう本の蘊蓄もそれはそれで愉しいです。今日も産地別のカベルネソーヴィニヨンを飲み比べながら、この本の解説を読んで悦に入ってました。皆さんも是非!
1987年発売のデビューアルバム。ムーンライダーズの岡田徹プロデュース作。1曲目を飾る「太陽・神様・少年」はデビュー曲でもあり、当時ミノルタの一眼レフカメラのコマーシャルソングとして使われた、ムーンライダーズの鈴木慶一作曲の永遠の名曲。この1曲残して消えたとしても彼女の評価はそこそこであったと思われます。ドリフターズの「渚のボードウォーク」の日本語カバーもあり。 まあ、この1枚目と2枚目、そしてライダーズ全員参加の3枚目あたりがひねくれポップス好きの私のお薦めであります。しかし、この路線はセールス的に思わしくなく、後々普通のニューミュージック色を強めていくようになるのが残念。もっともファンの方にはその方が評価が高いようですが...。
|