TV放映された映像ではあるのですが ストーンズのアメリカン・ツアーにゲスト参加した 89年、アトランティック・シティーの映像は圧巻のひとことです。 バックにキース・ロニーらのストーンズのメンバーに加え エリック・クラプトンまでいます。 しかしながらこの方は存在感だけで圧倒してしまっています。 演奏も歌も全てが月並みな表現ですが 「かっこいい」のひとことです。 サイドに居るロニーもキースもクラプトンもそして 無表情なビルでさえ嬉しそうな顔をしております。 失礼ながら私がはじめてこの方を知ることになった きっかけとなったこの89年アトランティック・シティーでの 映像がようやく日本でもリリースされることに 深い感慨を覚えます。
「Boom Boom」は、おなじみのヒット曲、「One Bourbon, One Scotch, One Beer」は、ビールを飲みながら聴いてみる。気持ちよく酔えるかな。未成年の方は、だめですよ。ジョンリーの唸るようなボーカルとブギーのギターを、泥臭いデルタブルースというものを、このアルバムで聞いてみてください。
重くて渋いギターと声。 夜がふけてくると聞きたくなる音楽。 ブルースって単純だけど、奥が深い。 しみじみそう思う。
電話帳を読むだけで、ビリー・ホリディはジャズだ、 といわれたが、ジョン・リーは、 笑い声がすでにブルースだ。
とにかく、 聞いているだけ、見ているだけで、 充分に楽しい。
ライ・クーダーの演奏を、 ジョン・リーが、「偉大だ」 といっているところは、 おもわず感激してしまった。
怒涛・爆発型など、グルーピングが最高だし、CD紹介も丁寧なので初心者にもとてもよい本だと思います。
ただし、ジミヘンが一言も触れられていないのは、なぜでしょうか? 確かにブルースの枠に収まらないアーティストではありますが、ブルースマンであることには間違いないように思いますし、他のブルースマンへの影響を考えると、やはりジミヘンもあげるべきではないかと思います。
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