いわゆる仔猫ちゃん映画です。
「月曜日のユカ」とか「スローなブギにしてくれ」 とか、秋吉久美子の一連の映画タイプの。
ですが、そういった映画にありがちなユルさが それほどではなく、ストーリーも凝っています。
何と言っても見ものは、今や正統派の女優としての面 しか観られなくなった原田美枝子さんの、仔猫ちゃんっぷりです!!
冒頭の、手錠で電柱にくくりつけられるシーンから カワイさに釘付け!! 今の女優さんで言ったら、麻生久美子さんでしょうか。 美しくて可愛くて、アンニュイでエキセントリック!!
共演の宇崎竜童さんの、情けないうえ、 実はゲイ、の役柄の演技もズッぱまりです。
原田さん自身も参加した脚本・ストーリーは、 いまいち道筋が把握しづらくもありますが、 なんとなくお洒落、で終わらそうとしていない 姿勢に、最後まで引っ張られます。
とにかく原田さんを観る映画!! 内容も面白いけど!!
真似マイケルのダンスも素敵かも 真似マリリンも何だかかわゆい お笑い部分もあり それも根底にありかも
ベタな選曲ですが、あの頃の幸せな空気に包まれたような ホンワカした気持ちになります。でも、耳に心地好いだけでなく演奏者が曲を入り込んでいることがパワーとなって伝わってきます。
冒頭から印象的なシーンで始まる。一人の女(原田美枝子)が恋人らしき男に電信柱に手錠で拘束される。この不可思議なシーンが冒頭にあり、ミステリー映画を予感させ物語は動き出す。映画は中盤にかけてコメディタッチになり、女を拾った二人の男(原田芳雄と宇崎竜童)のコミカルな掛け合いに笑ってしまう。ただそれも長くは続かず終盤に一気にクライムサスペンスのような展開になり・・・。 映画の内容を別にすれば、主演の原田美枝子は抜群に可愛いです。そして、原田芳雄に宇崎竜童に三國連太郎と出てくる男たちはみんな男臭くかっこいいです。個人的に一番残念というかもったいないと思ったのは特典の原田美枝子インタビューです。当時二十一歳のこれからという女優にこれほどの大物役者たちが協力したのはすごいことです。だけどインタビューは実に淡々と表面的なものに終始しています。もっとディープで興味深い話を聞きたかった。 映画自体の評価は最高では無いかもしれません。だけど魅力がある映画です。いつからストレンジシネマと言われてるかわかりませんが、まさにストレンジであってます。そういう映画でした。
|