原作を凌駕する素晴らしい出来のお馬鹿ラブコメです。
原作は、絵はきれいだけれど、
「ツンデレ」「萌え妹」「ドジッ子」「委員長」「魔女っ子」といった、
最近の萌えアニメの要素をつぎ込み過ぎて消化不良を起こした、
内容やストーリーも無いに等しい単なるパンチラ漫画です。
それなのに、アニメではとにかくテンポが良く、なぜか勢いもあり、
頭を空っぽにして楽しめる作品になっています。
「これ30歳以上のオッサン対象アニメなの!?」
と思えるような過去の有名アニメのオマージュがちりばめられていたり、
(カリオストロの城・ビューティフルドリーマー等)
深夜のテレフォンショッピングのパロディーなど、
随所になかなか凝った演出がなされていて、いい感じです。
スタッフの悪乗りがプラスに作用した、演出の勝利といえるでしょう。
また、低予算だろうに絵のクオリティーは高いし良く動いています。
ただ、過去の有名アニメにノスタルジーを感じない人や、
そもそもその知識自体がない人は、あまり楽しめないかもしれません。
とにかく、これが1クール(12話)で終了とはもったいない!
CS・AT-Xで現在放送中のTVアニメ「マジカノ」のED曲で、
クローバー満を持しての第2弾マキシです。
今回は歌って良し、踊って良しの、パワー炸裂の元気なダンスナンバーで、
マジカノの二頭身キャラが楽しく踊るED映像にバッチリはまってます(^^)
また、カップリング曲の「四つ葉物語」は、なんとクローバーメンバーの作詞によるもの!この曲もいいですよ〜。
春には初の単独ライブも行うクローバー。
さぁ君もこの曲を聴いて、来るべき初単独ライブで思いっきり縦ノリしまくろう!(^O^)/
「さくにゃん」こと、人気声優・野川さくらちゃんの2006年第1弾マキシシングルにして、
さくにゃん出演のTVアニメ「マジカノ」OP曲です。
CS(スカパー)で「マジカノ」のアニメを見て、このOPが流れた瞬間「おおっ!これは!!!」と衝撃を受け、一発で気に入ってしまい、
速攻でCD予約してしまいました(笑)
しかも作詞が三重野瞳さんですし、もちろん御大・影山ヒロノブ氏プロデュース!
ガールズポップとしても良質のものです。聴けば絶対好きになりますよ!
今年2006年、さくにゃんがどんな活躍を繰り広げてくれるか楽しみです(^^)
ちなみにアニメの方も面白いので、スカパーに入ってる皆さんはぜひ一度ご覧になってみては?
「マジカノ」が本当に面白いのかどうか不安な人は、まずアニメから見ることをお勧めします。
流れも原作に忠実になっているので、後で原作(つまり、これ)を読んだとき、齟齬が生じにくいです。
かく言う自分もアニメ見てはまったクチですが、何が面白いかと言えば、やはりこのギャグセンスだと思います。
1巻で言えば「ガソリンを垂れ流しながら走る車」……これはアメ車の風刺ですね。このように、ネタがよく練られている点を評価しています。
確かに画力は不足しているとは思います。しかしこういうのは「慣れ」なので、それ以上にストーリーを楽しんだもの勝ちではないでしょうか。
# アニメではより大衆受けする絵になっていますし。
繰り返しますが、初めての人はアニメから見てください。レンタルビデオ屋で7泊8日ならこれ買うより大抵安いでしょう。
肝心のストーリーですが、細部の「ありがちな」部分をどう見るかは別として、巻を追うごとに伏線が回収されるなど、きちんと全体の流れが考えられており(ここら辺が「ありがちな」作品と違うところ)、読んでいて感心してしまいます。
事前に決めた結末までの流れを遵守するってのは、連載が長期になってくると中々難しいところではあると思うので、今後どのように展開していくのかが楽しみです。
というわけで、「マジカノ」はストーリーで買う漫画です。「萌え」などはその引き立て役であり、これがメインになってはいません。なのでそれを期待していた方にとっては面白くないでしょう。
# この辺に何か、作者の「意図」が隠されているのではないかと。
直接には関係ないけどどうしても言いたいので一言。ボクはどちらかといえば古手の声優ファン。そこでラムズって事務所にはどうも不信感が拭えないんだよね。ラムズは声優事務所ではなくて、アイドル声優事務所だよ。確かに、アイドル性を前面に押し出したプロモーションは第三次声優ブーム以降の新しい形に合致してるし、俳協も青二も81もそれに多少はのっかってはいるけど、どうも芸能界の悪しき風潮を声優界にダイレクトに入れ込むようで、ボク的には嫌いなのさ。ボクなんかが声優が好きな理由はキャリア不問、技一本で問われる世界を尊敬してのことだから、半人前でもとにかく売れればOKって姿勢は正直軽蔑しちゃうわけ。「売り切った」なんて言葉がまかり通るような使い捨て声優には何の魅力もなければ、どんな表現をしてくれるのか期待も持ちようがない。
そこでこの作品だ。「マイアミ☆ガンズ」と同じで百瀬武昭氏原作らしく、意味も内容もスッカラカンでアニメファンとしては見るべきところがない。ラストもパッピーなのかバッドなのか分からん本筋はもうどうとでもなれって感じだ。そんな中で唯一の見所はとにかくギャグの演出。岸誠二氏のウデが光るギャグこそがこの作品のすべてと言っていい。そして、その中で光る野川さくらさんのぶっとび具合。本人も言ってるようになんか一皮むけた感じだ。「マイオツ」でも見せてくれたように、本人のアイドルキャラが役を決めてたみたいな今までとは違って、役に合わせて巧みに演じわけが出来る正統の声優に野川さんがなっている気がした。ラムズの看板、野川さくらさんがどんな方向に進んでいくかはアイドル声優のこれからを見てく上で要チェックさ。その点、声優ファンには注目の一作と言えるかもだね。
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