少々記憶が遠くなったレッサーパンダ帽男の事件を追った同名ドキュメントの文庫化です。 発達障害を抱えた子供を抱える親として他人事ではなく読みました。実際の事件があったころは私の子供はまだ障害が顕在化しておらず、そのころは問題の深さ、難しさを認識していませんでした。発達障害を持つ人間だからといってもちろん罪が許されるわけはなく、かといって障害を持つ加害者を厳罰に処しても本人が認識できない難しさをどう捉えて行ったらいいのか。 この事件の被害者、遺族の感じる理不尽さ、悔しさは加害者を殺しても飽き足らぬ感情として理解する一方、加害者の妹の凄惨な境遇には涙なくしては読めませんでした。 最近起きたゆきまろちゃん殺害事件の加害者も発達障害を抱えていました。捜査員の質問には素直に対応しているようで、このように見ず知らずの人間に素直に対応できるように発達生涯の子を育てるのは並大抵の苦労ではない。もちろん何らの言い訳にはならないが、似た傷害を抱える子の親として加害者の家族の心労は察して余りあります。 繰り返すが、この本にも書かれているように障害の有無は決して罪を軽くする言い訳にはなりません。でも発達障害を抱える本人とその家族の苦しみ、それを救ってはくれない行政と福祉のあり方、再発防止のため、社会はどうかかわっていくべきなのか。どうか一人でも多くこの本を読んで考えてもらえれば、と思います。
老人施設で使用しました。 皆さん大変喜んでいただきました。 特に女性が扱うと動きがより可愛く見えます。 練習次第でかなりリアルな動きとなります。 おすすめしても良い商品だと思います
異常者による通り魔事件という印象しかなかったが,冒頭から驚かされた。男は高等養護学校を出た障害者であったが,ほとんどの新聞はこれを黙殺して中卒とした。障害者の人権を謳うマスメディアとしては,凶悪犯が養護学校卒では犯罪報道しにくかったのである。本書はマスメディアがタブー視した障害を真正面から捉え,自閉症裁判のリーディングケースとなった裁判過程を丹念に追う。前半,男の障害を巡って精神遅滞か自閉症かを争う二人の医師の攻防は,それぞれの知識と経験を総動員して双方に説得力があり実にスリリングだ。鑑定医と治療者という立場の違いもあろうが,ふたりとも立場を越えて真摯に真実に迫ろうとしている。翻って裁判長とのやり取りからは,裁判所はつまるところ責任能力にしか関心はなく,落としどころを捕まえてほっとしている様がありありと浮かぶ。自閉症という診断名に全てを託して「減刑を,情状酌量を」と訴えるのが著者の狙いなら,ひとりの支持も得られないだろう。本書が投げかけているのは,「人としての罪と罰を求めればこそ,障害への理解が不可欠となるのであり,それなくして責任も贖罪も十全足るものとはならないのではないか。ほんとうの意味での再犯の防止とはならないのではないか」という問いである。自閉症に関して凡百の医師以上の研鑚を積み,3年に渡って努力の限りを尽くした弁護が判決に影響を与えられず,弁護士をして「自閉症にこだわりすぎた。もっと事実関係で争うべきだった」と述懐させるくだりはあまりにも哀しい。事実の大枠は争いようのないものであるから,弁護方針は正しく意義のあるものであった。判決にも新聞にも黙殺された裁判過程を丹念に追い,双方の当事者への困難な取材を重ねて,障害の理解による真の贖罪と再犯防止を世に問うた本著作の意義は大きい。被害者O.M.さんへの,男に無心され続けて他界した妹への鎮魂の書でもある。
2歳の息子がレッサー・パンダが大好きで、ぬいぐるみを放しません。動物紹介のDVDでもレッサー・パンダのシーンばかり見たがかりますので、レッサー・パンダだけのDVDを探していてこの作品に出会いました。 すると、単にレッサー・パンダの愛らしい姿を映したDVDではなく、動物園で飼われていたレッサー・パンダを自然に帰し、見守り続けた内容で、大人が見ても退屈しませんでした。 動物園でのレッサー・パンダの様子を映しただけのDVDとは全然違う、本当のレッサー・パンダ、自然の中で一生懸命生きる姿が映し出され、ぬいぐるみではない生き物としての真の姿を見られる貴重なDVDです。 レッサー・パンダが大好きな子供たちに観て貰いたい、そして生命の尊さを感じて貰いたいと思います。
可愛いですよ~♪ 自然な表情や、暑さでデローンとへばっている姿とかが何とも可愛くて、何度も見てしまいます。 私はレッサは四足で歩く方が可愛いと思っているので、とっても満足です!特典のシールやポストカードは使うの勿体無いです(笑) 立ち姿が見たい人には向かないかもしれません。
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