はっきり言って一番面白い個所は予告編に全部出ていますが、オタクなブルースとロイドのキャラのみならず、本編ではちらっと出てくるエージェントや、CIA長官など、それぞれのキャラクターがしっかりと作りこまれているので、本編にもふくらみが却って出ているんだな、と納得できます。
実は私は最初はこの映画は本編の特典映像に入っているのではないかと探しまくったのですが、別ものでした。。。
他の書評子の指摘のとおり「DVDつきのイラストコラム集」と捉えるのがよろしい一冊。資料的価値を求めるなら、他の書籍をあたったほうがよいだろう。まあ、そうはいいながらDVDを楽しく見ています。
麻雀の面白さはテンパイしてアガること。 そして、次の大きな鍵は、ゲームの進行や得点計算で、特徴的な符丁を使いこなせるかどうかになる。
例えばゲームを進める上で、「ルールどうする?ありあり?なしなし?」、「点棒はイチニーヨントーね」、サイコロを振って「8か。ヒダリッパね」、「はいチョンチョン」。
そしてアガった後、「タン、ピン、ツモ、ドラ1。ゴンニーでニーロクのイチサンね。」とか「タンヤオ、ピンフ、ドラ1、親のゴッパーでニセンオールね。」などのように、特徴的な言い回しが頻出する。
慣れない内はこういう、何を言ってるのか分からない専門の言い回しで頭が一杯になり、それが分からない時は「ただアガればいいや」と、自分がアガれるかどうかだけしか考えなくなってしまう。 ゲームは他の人に準備してもらい、点数を数えてもらい、言われた点棒をあげたりもらったりするだけの、受身な態度になってしまう。
だが、麻雀の面白さはこういう専門用語・符丁をスラスラ口に出して、参加できるだけでなく、点数が計算できて、ゲームを積極的に自分の手で回せるようになる事から本格的になるのではないだろうか。
他の人に「麻雀やろうぜ!」と自分から声を掛けても、準備は全部他人任せ。ルールを決めたり点数計算も全て、できる人に頼りっきり。 これでは「麻雀をしている」というより、「出来る人に遊んでもらっている」という状態ではないだろうか?
麻雀が楽しくなったなら、自分から声を掛けて、「さ〜やるぞ〜」と道具を用意して、親を決めて、パイをかき混ぜ山を積み、自分の手牌から手を計算して・・・。こういった事を自分のアタマで考え、進めたくなるはずだ。 そして麻雀の進行には、最初に述べたような特徴的な言い回し、符丁が付いて回る。
だというのに、2011年10月現在の麻雀入門書で、こういった符丁をほぼ完璧な形で網羅しているのはこの本だけである。
この本以外の入門書は、ルールと役と点数計算は書いてあるが、この符丁は「全く」と言っていいレベルで載っていない。麻雀においてこの符丁が分かって使いこなせなければ、面白さはどれほど失われる事か。
ただし、点数計算に関しては、進行のルールと役に比べて、慣れるまで頭を使う訓練が相当期間と量で必要になるので、そこは地道に努力しなければいけない。
麻雀を教わって、テンパイしてアガる楽しさを知ったなら、次はこの本で進め方と点数計算と、特徴的な言い回しの「意味と使い方」を覚えれば、ドンドン積極的に麻雀を楽しめるようになるはずだ。
なお、点数計算に関しては同じ編者の3日で覚える麻雀の点数計算―3パターンでマスターするやさしい計算方法が、より詳しく符丁込みで説明してあるので、殆どの麻雀初心者は、この2冊さえ持っていれば十分であろう。
《サルバトーレマーラ》のブランドに関しては、ネットで調べてあまりいい印象は持っていなかったのですが、お値段に惹かれて購入しました。しかし、実際に商品が届いて期待以上の物でびっくりしました。色も光沢も美しくお値段以上の買い物だったと思います。
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