これで攻殻機動隊のOSTを購入したのは二枚目なのですが、どちらも 素晴らしい出来だと思います。たいていのサントラは、耳に残っているのは オープニングやエンディング曲で、それ以外は耳から抜けてしまうもの ですが、攻殻のVocal曲はアニメ中での使い方も見事なので、 一度で耳から離れなくなる曲もあります。 前回のOSTではそれらを目当てに購入しましたが、今回はO.P とE.D以外は 知らなくて購入し、その他のVocal曲にどっぷりはまってしまいました。 ここまでくると、もうただのアニメのサントラという概念は 当てはまらない気がします。 攻殻の世界をさらに深めるVocal曲が八曲に、サウンドのみでイメージを 追及した九曲が雰囲気を暗くも明るくもしてくれます。音楽だけが駄目な人 でも、透明な女性Vocalや渋い男性Vocalに心動かされ、さらに歌詞を見て より深く攻殻の世界に引き込まれるでしょう。 深くて悲しい攻殻の世界に、アナタも酔いしれてみませんか?
攻殻機動隊、ってだけで買いましたw 単純に面白いです。ガンガン撃つだけで先に進むし。 でも、難易度が低いかなぁ~… 難易度設定があればより良かったと思います。 そのせいで、ボリュームも足りない感じがしました。 あっという間にクリアしちゃいました。 6章で終わりなんですけど、10章くらいはほしかったなぁ… あと、人間のキャラクター(少佐、バトー、トグサ、サイトー) ですが、正直FPSなので、使い勝手に差がありません。 あるのかもしれないけど、気づけません。 なので、HPの低いトグサ君はぶっちゃけあまり使えません。 結局HP高いからバトーばっかり使ってました。 だめだなぁ、トグサ君はw 逆に、4機のタチコマは、個性が出ているので 使い分けができるので良いです。 武器のカスタムも楽しいです。 このゲーム、主役はどちらかというとタチコマなので、 タチコマを愛でるためのゲームといっても過言ではないです。 タチコマに関してはアニメのSACよりも出番が多いのでは… と思うくらいなので、そんなに難しくもないし タチコマLOVEな人は買ってみてはいかが?
主要登場人物は、主人公「荒巻素子」と分身(デコット)か同位体(ミレニアム・スピカ・アンタレス)で、全部同じ人物です。 ミレニアム=「こうでなくてはいけない。失敗してはいけない。」という自分の中の支配的価値観。中央集権的で、コミュニティの女王になりたがる。 スピカ=研究者。「ヒトに代わる機械生命の研究、又は不老不死の研究」に執着している。目的の為なら、他の同位体を消去する事も辞さない。 アンタレス=他の素子同位体の行動を見ているが、この人も同位体。環と同じ部分がある。 荒巻素子=最善の選択を積み重ね、生き続ける事が目的。そのためには他の魂との融合も進んでする。 悪しき心(ミレニアム)を打ち砕き、(荒巻とスピカが)ひたすら前向きに自己討論しつづけるのを、電脳戦に例えています。 最後にスピカと荒巻素子は目的が同じになり融合しますが、一つになる融合ではなく、お互いを鏡のようにして非対称のまま安定します。自分の中に自分が二人いる状態です。 そして、二人の素子が子供(珪素生命)を育てていくのを、環(もう一人の客観的素子)は見つめ続ける・・・で終わります。 カントの倫理論「それを考えることしばしばにして、かつ長ければ長いほど、常に新たに増し来る感嘆と畏敬の念をもって心をみたすものが二つある。わが上なる星きらめく天空とわが内なる道徳法則」 これと同じ事を、カラーとCGで、コミックの形で展開しているのだと思います。
本編は全12ステージです。難易度調整は出来ません。 第3ステージが制限時間有り(序盤の割には高難度) 第4&第6ステージが強制移動式のCHASE(追跡)ステージです。 それ以外は(一部ボス戦を除き)時間を気にせずゆっくり遊べます。 移動の操作はアーマード・コア PS one Booksに似てます。 十字キー上下で前進・後退。左右キーはその場で旋回 L1で左平行移動、R1で右平行移動、といった感じです。 主兵装の一つであるバルカンは、敵を正面に入れさえすれば、高さは自動で合わせてくれます。 もう一つのホーミングミサイルは、射程距離を覚え活用できれば、かなり楽に進むことができます。 後、セレクトボタンで主観・客観の視点変更もできます。 3D酔いしない人で、やり込む気力・気合と攻殻機動隊への愛、そして時間があれば 多少難しくとも本編クリアは出来ると思います。 (ちなみに、ノーコンティニュークリアをすると「微妙な特典」が拝めます)
ただ、トレーニングモードというのがありまして。 6つに区切られたステージを制限時間以内に、規定数のターゲットを破壊して進むのですが、これが難しいです。 クリアorタイムオーバー後、シールド(ライフ)残量・タイム・命中率等を基に「S〜I」の10のランクに分けられ そのランクに応じた(おまけ)ムービーを見ることが出来ます。 しかしここで全ランク取るのは至難の業です、本当に。 自分は本編をノーコンティニュークリアしましたけど、トレーニングのS、その他2〜3個のランクは未だに取れてません。
声優さんは全員TVアニメのキャストと違います。 自分はまだ原作に触れてませんが、バトーとサイトー以外は特に違和感無いです。
雑多に書きましたが、攻殻機動隊・フチコマ・タチコマが好きな人なら楽しめると思います。
Man Machine Interfaceの洋書版。 比較的、印刷や製本が良いのでおすすめです。
この作品は、日本語と英語の両方で読まないと なかなかに、理解しにくい点があると思います。
前作のようなアクションが減り、 電脳戦中心になったことへの批判がありますけど、
まず作者本人が、それを自覚していることと、 次に、Ghost in the Shellの続きが出るとしたら、
こうした形しかなかったのではないか、と思うので、 2と銘打つには、この形が結果的に良かったと思います。
もし、3作品目がありうるとしたら、
同じ考えを持つ同位体が増加し、 徒党を組んで対立しあう集団戦闘、
というクローン戦争のような形に ならざるを得ないと思います。あるいは、
超人ロックでは掘り下がらなかった、 珪素生命体の周辺から中心にかけて、 改めて掘り下げるか、ですね。こちらは、
確証が得られないのでファンタジーになってしまいますけど。
そうした方向などに続編がありえるのかどうかは、別として、
電脳コイルや RD 潜脳調査室、
などという日常における方向性も楽しいものだと思います。
テクノロジーの発展が 古典SFの領域を超えてしまう勢いがあり、
フィクションとしての新世代SFが生まれるには、 新たに生まれたフロンティアの土壌がまだ若い時期、
に差し掛かっている21世紀初頭という感じがしますね。
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