タイトルとともに「男になりたい!男で生きたい!」との男声大合唱が沸き起こり、 初見の私などは面食らってしまったのですが、その文句の由来は劇中でのちのち明かされます。
さて、これは高橋英樹主演作ではありますが、元祖『男の紋章』の役名や時代とは異なり、完全な新作として世に披露されたものです。 元祖を知っている人はもちろん、全く事前知識を入れないで観る人も置いてきぼりにされる心配は、まずありません。
その上で、このリニューアル作が生まれたのは必然だったとも思えます。 旧作において高橋が演じたのは、任侠に生きる親父たちの生き方を嫌い医学に生きようとしながらも苦悩する青年でしたが、 今作では書生としての将来を期待されながら、恩人の仇を討つべく自ら任侠道に身を投じる男が主人公です。 シリーズ化するならともかく、ストーリー上で今作のほうがより大きなカタルシスが得られるのは自明だと感じられたのです。
この作品には、青春ドラマの担い手から脱皮し、仁侠映画ですでに一枚看板を掲げる英樹の凛々しさが横溢しています。 若々しさと優しげな表情は残しながら、組員たちの命を双肩に背負う若親分の風格を彼からは感じることができます。
ドラマCDが出るというので、声がとても気になっていましたが、私的にはそんなに気になりませんでした。 (アリスだけは少し違うかなーとあくまで私は思いましたが)
ストーリーは四巻の事件が起きる前。 サギ師が鳴海を騙して服を買わせてから、事件が始まります。 サギ師の一人が依頼してきたり、相手のやくざがホモだったり、と中身は面白いと思います。 ニート探偵団の暇つぶしのカードゲームの内容や、アリスのデレ?(笑)の部分を見事に気づかないいつもの鳴海など、ニート達のちょっと面白いところもちゃんとあってよかったです。 あ、カッコイイ鳴海もいますよ!!(笑) あと、アリスの栞付きで今後、神様のメモ帳など本を読む際は使えていいですね!
編曲もありますが、全体にさらりと歌われていておもしろかったです。
タイトルに興味をひかれ、値段も手ごろだったので、買ってみました。
普段、外国人と話す機会が多いのですが、彼らがこんな苦労をして日本語を勉強してるんだと関心しながら、ときどき笑いながら、たまにジーンとしながら、あっという間に読んでしまいました。
「けりをつける」の「けり」って「蹴り」じゃなかったんですね。もしかして、これは常識なのかしら? 彼らが漢字を覚える工夫もすごい!
まさに「へぇー」の連発です。
なんだか、日本語がもっと好きになった一冊でした。
今三味線の吉田兄弟とかブームなので、日本の楽器に興味を持ち、いきついたのがこのCDです。一曲目から、予想を覆すテイスト(日本じゃなくて、、ジプシー音楽?)でびっくり。日本の楽器って案外、ピアノやコントラバスといった西洋の楽器とあうんだなー、とこれまたビックリ。ほんと、ソロからアンサンブルまで、なんでもこなす日本の楽器も捨てたもんじゃないと、ものすごく楽しめるCDです。
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