《サルバトーレマーラ》のブランドに関しては、ネットで調べてあまりいい印象は持っていなかったのですが、お値段に惹かれて購入しました。しかし、実際に商品が届いて期待以上の物でびっくりしました。色も光沢も美しくお値段以上の買い物だったと思います。
「甘い記憶」大島真寿美 「あたしの二の舞にはならずにすんだ」と、あの人はいった。『三人姉妹』のポルシェのお姉さん再登場。 「ブーツ」井上荒野 「この曲がヒットしたとき私はまだ生まれていなかった。」そして今夜私はバンド創設メンバーの一人がやめることを聞いた。「七年はあっという間に経っていた。」 「ヨハネスブルグのマフィア」森絵都 「三十九年と二ヶ月生きていて起こらなかったことも、三十九年と三ヶ月には起こり得る。」傑作! 「森で待つ」阿川佐和子 駆け落ちした七歳年下の夫が放浪癖の末についに家に戻らなくなり数十年が過ぎ去った。そんな夫が最後に妻に送ったとんでもないプレゼントとは? 二番目の妻のガチャガチャした感じが面白い。彼女にも○○が見えたわけだ。 「ときめき」島本理生 「本当は男の強さが怖かった。おそれていたのはわたしのほうだった。」語り手は「海」。ラストがしみじみ。 「THUNAMI」村山由佳 「もし本当に、どこまでも純度の高い執着のことを恋と呼ぶのなら――後にも先にも、始めて拾ったこの猫ほど強く執着できる存在を見出すことは、もう二度とないだろう。」背景は大震災。 「それは秘密の」乃南アサ 台風のために道路が寸断されトンネル内に取り残された男は横転し土砂に飲み込まれたバスの中から一人の女を救い出した。真暗闇での共有時間は何ものにも変え難い。 総じてレベルが高い。
面白かったです。10代、20代の人には 絶対にピンとこないであろう本作品、 私は年齢的にドンピシャだったので 毎回中井貴一と小泉今日子の会話に 声出して笑っていました。
最初キョンキョンが閉経だの、 たばこ片手に部下に当たりちらすといったシーンを見て 「あぁ〜キョンキョンも年取ったのね・・・」 とショックでしたが、 実は長倉家みんなから愛され 頼れる上司でもありました。
中井貴一の演技もコミカルでよかったし、 飯島直子がすれた感じの主婦やってるのも好感もてました。 出てくるキャラみんな好きになるドラマだと思いました。
短編集の中でも指折りの面白さを誇ると思う。 当時としては異例の近親相姦、幼児趣味などのモチーフをふんだんに盛り込まれたこの短編集。 人間の残酷さと悲しみがぎゅっと凝縮されている。本当にデビュー作かよ、これ? 独特の気だるげな性描写からあまりに巧みな心理描写。 押入れ男は語る、などはかなり衝撃的な短編。どの短編をとってもはずれがない。個人的に、歴代英国作家ナンバーワンだと思う。
朝井リョウの「何者」読後、光太郎の恋愛話が読めると聞いて。伊坂さんの作品には大好きな『黒澤』が出てきて、彼の発する細かい名言(「流行語を叫ぶな、と学校で教わらなかったのか」)がツボ。朝井さんの「水曜日の階段〜」はそれこそ「自分史上最高の恋」で、なんか…切なくて、うん、青春100%でした。他の作品も嫌いじゃないけど、お気に入りは上記二つ。
|