表紙に嘘偽りなしのゴウライ対談は…さすが!と思わせてくれます。 やっぱり面白いです、この二人。 名場面集にインタビューなど、とにかくハリケンだらけの一冊。 ハリケンファンなら何が何でも絶対買い!の一冊です。 また、ハリVSガオの写真もたくさん掲載されていますので、 ガオファンの方も楽しめる内容となっております。(ガオ黄のインタビューもありますし) それにちなんだ、Vシネマの特集もGOODです☆
只のポルノだと思ったら大間違いであった。考えさせられるストーリーになっていた。本来グロテスクなまたエロチックなシーンが上手く精神的に表現されている。題名は ラブ キル キル。一つのラブと2つのキルが綺麗に混ざった作品だ。
先日、映画『月光ノ仮面』を拝見しましたが、 頭に???が何度も浮かぶ内容であったため、 本書を購入致しました。
映画の内容が内容でしたので、本書で疑問に対して 腑に落ちる答えを得られるかどうかは甚だ不安でしたが、 映画で何がしたいのかさっぱりわからなかった、 女郎屋や最後の高座のシーンの意味をある程度掴むことができ、 (映画での例の方は登場していません) むしろラストの高座シーンは文字で表現されると 非常に面白い表現となるシーンだなと感じ、 そこに至るまでのプロセスもなかなかのものだなと思いました。
また、話の始まりと終わりをある狂言回しが語ることによって、 物語に不思議な厚みを持たせていると思います。
総じて、本書の構成の方が『月光ノ仮面』という作品はより理解しやすく面白いと思いました。
火事なんてもうずっと起きてない、静かな町の消防団のお話。 「消防士は待つのが仕事なんです」 そこへやってきたきれいな女性に大興奮の団員たち。 淡々とした日常の中の喜びや悲しみを、竹中監督ならではのマニアックな笑いを織り交ぜながら描いていく。 ちなみに若き日の浅野忠信さん、津田寛治さんが出演されています。こちらも見もの。
本作はジャケットビジュアルだけ見るだけでも「ドキッ」とさせる。 事実、不倫に溺れたふたりのシーンは官能的であり、照明をあえて暗くして、外光だけで 撮っているのも「本物らしさ」を醸し出している。 ブルーレイはそのあたりも鮮明なので(笑)、DVDよりはHDをお勧めしたい。
ただし、雰囲気はけっこう明るめであり、ドロドロ感というか「湿っぽさ」に欠けた嫌いはある。 「にっかつロマンポルノ」や園組に見られるような「退廃」「耽美」な感じではないので、 ファム・ファタールを演じた嘉門洋子の「殺気」と「艶っぽさ」がいま一つ表現できなかったのでは。 でも、これはこれで「作風」としてはアリだと思う。
嘉門洋子は近年、映画に軸足を置いている。それもTV局映画ではなく、GP系のオリジナルビデオや ヤクザものなんかが多い。常に「助演」の役回りで、本人も志向と違う面もあったと思う。 ゆえに今回の主演は、本当にカラダを張ったド迫力で演じ切った。 本当に残酷な場面を見せる作品も多いが、本作のような妖艶さのみで押し切る方が演技力もいるしね。
津田寛治も普段は助演が多く、キャラクターは同じイメージだが、信頼をされているがどことなく 優柔不断な男を見事に演じた。出版社の編集長役は「プリズナー」と被るが、本作の方が良い役だ(笑)。
特典映像はSDで、舞台挨拶が収録されている。できれば短時間の映像なので、これもHDで観たかった。 星は3つです。
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